ハーレーで水冷エンジンを採用するメリットと注意点とは

エンジン

バイクのエンジンは空冷と水冷の2種類に分かれているのが特徴です。

アメリカンバイクの代表とも言えるハーレーでは古くから空冷エンジンが採用されていましたが、時代の移り変わりと共に水冷エンジンへとシフトチェンジされつつあります。水冷とは文字通り水や冷却材を使って熱を冷やすエンジンのことで、このエンジンが持つ大きな魅力の一つに挙げられるのが冷却能力の高さです。前述したように水などを使うことでファンを使う空冷よりも効率良く冷やすことができます。
一般的なバイクに比べてハーレーは走行時に大量の熱エネルギーを使用するため、オーバーヒートに対する細心の注意が必要です。こうした熱暴走のトラブルを回避する点でも水冷エンジンとハーレーの相性は良いと言えます。

エンジン

水冷エンジンは形状がコンパクトで見た目の印象をスッキリとさせられるのも魅力の一つです。ただし、形状はコンパクトでも空冷よりも重量はあるのでカスタムをする時は取り扱いに気を付けなくてはいけません。たくさんの魅力を持つ水冷エンジンですが、ハーレーに使用することでデメリットになってしまう部分もあります。その一つがエンジン音で、水冷は走行時のエンジン音を抑えられるのが特徴です。バイクを走らせる上で騒音対策は重要なポイントになるため、通常であればメリットになります。しかし、これによってハーレーならではの迫力のある重低音が削がれてしまうケースも少なくありません。
エンジンを選ぶ時はこの点を考慮することが大切です。